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トップIT企業の社屋から感じる可能性
これからの世界を快適なものにしていくであろうIT企業。
まずは、世界でも5本指に入る大手IT企業の社屋を紹介したい。
Amazon
ガラスの球体ドーム「アマゾン・スフィア」だ。
当たり前だけど直方体のビルが立ち並ぶシアトルのダウンタウンにあって、異彩を放つミステリアスな存在だ。
この3つのガラスの球体が連なったアマゾン・スフィアは色々な植物を育てるハイテクな温室の植物園でもあり、研究所でもあり、社員が働くオフィスでもある建築だ。
元になる植物はシアトル郊外で育てているらしい。
外観から見た通りゆったりとしたスペースの地上3階建てで2018年オープン予定なのだとか。
アマゾン・スフィアはもちろんその外観がユニークだけど、その存在意義が今までのIT企業の枠に収まらないおもしろさがある。
Apple
長らく建設中だったAppleの新本社の名称とオープニングの予定が決まった。新本社は「Apple Park」と呼ばれる。。
Foster + Partnersがリーダーとなって建設されている新本社の外観はジョブズの当初のアイディアとほぼ同様だ。ジョブズは新本社のアイディアをクパチーノ市議会に2011年に説明した。ジョブズはその数ヶ月後に亡くなったので、Apple Parkの説明がジョブズ最後のプレゼンとなった。
26万平方メートルといわれる屋根はソーラーパネルで覆われており、これによりApple Parkでは100%再生可能エネルギーが用いられる。
ビルはAppleのデザインの審美性に沿ったもので、巨大なガラスパネル、ミニマリスト的で幾何学的な外観を備える。大量の木々が植え込まれ、フィットネス・センター、ビジター・センター、Appleストア、カフェなども併設されるはずだ。
私が注目しているのはベンチレーション・システムだ。ビルの環境は自然吸排気によって維持され、1年のうち9ヶ月はエアコンを作動させる必要がないという。
何にせよ、浮かんで飛んでしまいそうなカッコよさである。
グーグルも新社屋建築の構想が2年以上前から話題になっている。
その社屋は一連のシースルーの壁面で構成されたテントのような構造物であり、ガラスに覆われたその内部のワークスペースは、必要性に応じて大きく構造を変更できる。
透明のガラスで覆われた4つの建造物は、オフィスというよりも、むしろ宇宙時代の「サーカスのテント」のように見える。実際、サーカスのテントのように、その建造物は動かすこともできる。いつか時代遅れになるかもしれない建物を建てるのではなく、無限に再構成可能な建造物をつくることで、グーグルは時流に取り残されないことを目指しているのである。
実は様々な問題があり規模的には縮小したようだが、新案も同じようにモジュール構造の建物をガラスのドームで覆ったものとなっている。彼らは元々のヴィジョンを実現させようとしているのだ。
以上、3大IT企業を紹介したが、これからの世界を創り出すであろう企業の社屋にはどこか未来的な魅力を感じてしまう。
幾何学的に曲線を創り出す。一見矛盾しているようにも感じる曲線が実に美しい。その美しさを隠さずにクリアな素材で覆う!
近未来を見ているように感じるのは私だけでしょうか。
アースドームは未来を創ります。