ホームページリニューアル
移転のお知らせ

アースドームホームページをご覧いただきありがとうございます。
この度弊社ホームページがリニューアルいたしました。
当ホームページより下記サイトへと順次移行予定です。今後のお問い合わせは、下記URLよりアクセスいただきますようお願いいたします。

https://vikingdome.jp/

これからも様々なドーム製品をご提供できるよう取り組んでまいりますので、今後とも弊社サイトをよろしくお願い申し上げます。

BLOG
ブログ&ニュース

HOME > ブログ > アウラドーム > 揺れや衝撃に強く!災害にも強いドームの構造

2020/6/11

揺れや衝撃に強く!災害にも強いドームの構造

ドームは揺れや衝撃、強風にとても強い建物なんです。

ゆえに災害にも強い構造物だと考えられます。

 

その理由として、①圧力や負荷を全体に効率よく逃がしてくれる。

②従来の建物と比べて、建物の重心が低い。③形状が球体であり、

流線形をしているので風を受け流してくれる。

という事などがあげられると思います。

 

ドームの構造を語る前にまずは『三角形』という形が非常に

重要になってきますので、誰もが知っている『三角形』とは

何かをおさらいしましょう。

 

◎三角形とは

ウィキペディアで調べちゃいました。

『同一直線上にない3点と、それらを結ぶ3つの線分からなる多角形』

と定義されており、三角形は四角形に比べて、外圧に対して強い構造

なんです。

 

 

実際にある建築物でも、三角形の強度を利用して建てられているものが

たくさんあるんですよね。

たとえば、東京タワーや東京スカイツリーの様な巨大な建築物も、

よく見てみると三角形をたくさん集めて作られています。

 

 

これは『トラス構造』といい、部材をピン接合することで三角形を構成し、

その三角形の集合体で建築物を造る構造形式のことなんです。

 

 

そして。

私たちの取り扱うドームもこの三角形が非常に深く関わっているのです。

 

 

ジオデシックドーム構造

この言葉。

聞いたことあるでしょうか?

 

通常生活しているうえでは、あまりなじみの無い言葉だと思います。

ジオデシック構造とは、アメリカの建築家、思想家、デザイナーと

多彩な顔を持つバックミンスター・フラー博士によって考案された、

『最小の材料で最大の強度を持つ構造』であり、

実際にどの様なものなのか、どの様に三角形が関わっているのかといえば、

『ジオデシックドーム』とは、球に近い正多面体である正二十面体を

『三角形』で細分割し、球面をその測地線ないし測地線を近似する

線分の集まりで構成したドームを言います。

 

ドームは基本全てこのジオデシックドーム構造を元に作られているのです。

言葉で説明してもなんだかよく分からないので、

下の図と写真を見て下さいネ。

三角形がたくさん!!

 

 

ハニカム構造

もう少し構造というものに踏み込んでみると。

六角形を隙間なく並べた『ハニカム構造』と呼ばれるものもあるのです。

ハニカムとは英語で『Honeycomb:ハチの巣』という意味。

 

自然界には多く存在しており、トンボの複眼や亀の甲羅、

北アイルランドの世界自然遺産のジャイアンツ・コーズウェイなどなど。

自然って凄いですよね!

ハチもこの形が一番強いって本能的に知っているんだもんね。

 

 

ある面に衝撃が加わったとしても、その力は他の方向に分散されるので、

それぞれの面が受ける衝撃力が小さくなるんです。

 

ちなみに。

サッカーのゴールネットも実はハニカム構造で編まれているんですよ。

サッカーのゴールネットの網目は、元々四角形だったのだけど、

六角形にすることで衝撃が分散される方向が増えるのでネットが

破れにくくなったんです。

サッカー好きな方は、今度スタジアムでじっくり見てみて下さい。

ロベカルやクリロナの弾丸シュートを受けてもへっちゃらですね!

 

 

私たちのアウラドームも六角形のパネルを組み合わせた

ハニカム構造になっているので、この様に衝撃に強い設計となっています。

六角形も細かく分解していくと、6つの『三角形』が集まって

出来ているんですよね。

 

以上の事から三角形がたくさん集まってできているドームは、

非常に衝撃などに強いということが少しはご理解頂けたかな?

と思います。

 

北極圏の強風が吹き荒れる過酷な環境で生活している、

イヌイットの『イグルー』もドームの形をしています。

生活の知恵なんでしょうネ!

 

自然界で最も安定した形状が球体であり、その形状を元に設計されている

ドームは衝撃に強いため災害にも強く、私たちの住む地震大国日本では、

最高のパフォーマンスを発揮するのではないかと考えられます。

 

ドームの強さを利用して、色々な所・色々な物に活用していけそうです。

未来の都市建物はドームで溢れかえっているのではないでしょうか。